腸内細菌に興味があるものの何だか難しくてよくわからない…というあなたに、深いところまではいけませんが腸内細菌の種類について調べてみました。
1.腸内細菌の構成は主に4つのグループでできている
ヒトの腸内の細菌は、数が100兆個以上、種類も数百~1000種程度にまで及ぶと言われています。多様な腸内細菌ですが、大きく4つのグループ(門)に分かれているそうです。
ちなみに門とは分類学の、
界(かい)>門(もん)>綱(こう)> 目(もく)>科(か)>属(ぞく)>種(しゅ)の
2番目に大きい分類に位置する。
そして、腸内細菌4つのグループとはこんな感じ。
1.ファーミキューテス門(Firmicutes門)
ヒトが吸収できない食物繊維を消化してヒトに吸収できるようにする菌が含まれるグループ。デブ菌と呼ばれる。日和見菌。納豆菌も含まれる。
2.バクテロイデス門(Bacteroidetes門)
短鎖脂肪酸を生成して肥満を防ぐ菌(善玉菌)を含むグループ。ヤセ菌と呼ばれる。日和見菌。
3.アクティノバクテリア門(Actinobacteria門)
ビフィズス菌(善玉菌)を含むグループ。
4.プロテオバクテリア門(Proteobacteria門)
大腸菌、ピロリ菌、カンピロバクターなどが含まれるグループ。
構成比率は、ファーミキューテス門(F)とバクテロイデス門(B)が9割前後を占める。
近年では、このFとBの割合、F/B比率でその人の太りやすさがわかるようです。